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大学概要

教員の紹介

兼清 泰正
KANEKIYO Yasumasa
機械知能?生体工学コース / 准教授
機械電気系

研究者情報

  • 学位

    博士(工学)(九州大学)

  • 担当授業科目

    機械知能?生体総合工学I,機械知能?生体総合工学II,?????????,生体分子工学,???????????

  • 専門分野

    分子認識化学

  • 研究テーマ

    環境応答性分子認識機能材料の創製

  • 研究内容キーワード

    インテリジェントポリマー(知能性高分子),センシング,分離,ドラッグデリバリー,モレキュラーインプリンティング

  • 所属学会

    日本化学会,日本分析化学会,高分子学会,アメリカ化学会,Society for Molecular Imprinting

研究室の概要

地球環境、室内環境、体内環境など、私たちの生活に関わる様々な“環境”をより良いものにしていくため、環境変化を敏感に察知してシグナルを発してくれるセンサーを開発しています。例えば、当研究室で開発することに成功した糖センサーは、血液や尿に含まれる糖の濃度に応じて明瞭で多彩な色調変化を示すため、糖尿病のような深刻化する生活習慣病の予防や治療に大いに役立つと期待されています。また、特定の分子の存在を感知して形状が変化する“刺激応答性ゲル”の開発にも取り組んでおり、化学的な情報を力学的なエネルギーに変換できる“分子機械”の創製を目指して研究を進めています。

研究室の研究テーマ

  • 明瞭な色調変化を示す糖センサーの開発

    ガラス基板上に糖応答性薄膜を作製し、これを様々な色素で着色することにより、糖濃度に応じて緑→黄→赤と信号機式の色調変化を示すセンサーを開発することに成功しました。現在、このセンサーの応答速度や応答選択性を向上させるため、様々なアプローチから検討を進めています。

  • 様々な化合物に応答して多彩な色調変化を示すセンサーの開発

    ガラス基板上に様々な分子認識機能を有する薄膜を複数配置し、それらが示す変色パターンを利用した新規センサーの開発に取り組んでいます。このセンサーを用いると、単一の物質を広い濃度範囲で高精度に測定したり、多種類の物質の濃度を一斉に測定したりすることができるようになると期待されます。

  • 分子応答性ヒドロゲルの開発

    様々な分子認識機能をもった官能基を三次元架橋ポリマーに組み込むことにより、特定の分子の存在を感知して形状が変化する刺激応答性ゲルの作製を行っています。このような分子応答性を示すゲルは、化学的な情報を力学的なエネルギーに変換できる知的材料として、将来様々な分野に応用することができると考えられます。